- 令和6年第143回(12月)定例会
- 12月17日
- 本会議 一般質問
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◎一問一答
1 市役所移転に伴う地域づくり・活性化策について
(1)市役所移転後の庁舎跡地活用及び三日町・八日町地区の振興策、利活用策について、三日町八日町・市役所跡地検討ワーキンググループの地域振興策、利活用策の提言がまとまり、この地域に住まいする市民にとっては、いよいよ市が定める基本構想の発表、内容に期待が高まっているところです。11月21日に行われた気仙沼地区市政懇談会で、「現在、市役所移転後の跡地利用についても議論されていることから、にぎやかな街になるような計画づくりを進めて欲しい」という意見も出されており、その期待の高さが伺えます。本市の将来を担う若い世代が考えた提言を踏まえ、市が責任をもって計画を進めることに異論はありませんが、この地域で生活を営む全ての市民や自治会などにも計画内容をしっかりと説明し、理解を求める必要があります。説明会も含め一体感を醸成しながら今後どのように進めるのか伺います
(2)そもそもこの構想を策定する根本は、市役所が移転することに起因するものであり、結果として様々な影響を受けるこの地域の市民生活を、どうケアするのかという視点が重要です。市政懇談会でも多様な意見、要望が出されていましたが、生活圏内である、いわゆる上地区を含めたエリアの買い物難民や自治会活動など、市民要望に正対した新たなまちづくり、地域の活性化が求められています。まちづくりの考え方と振興策、活性化への取組について伺います
2 ワンストップ型子育て支援拠点の整備について
(1)11月15日付の地元紙に、障害があるこどもの成長にかかわる支援、相談を一元的に受ける施設として、発達支援センター設置へ、と大見出しでの記事が掲載され、市内の関係機関と設置に向け協議に着手したとありました。ワンストップでの切れ目のない支援体制の構築は急務であり、待望するものです。
ワンストップでの支援という点では、本市では「気仙沼市子育て世代包括支援センターすこやか」を設置し、安心して「産む、育む、見守る」環境づくりのため、妊娠期から子育て期までの様々なニーズに対しワンストップで切れ目のないサポートを行うとしていますが、1点目の質問として、当該センターの取組内容と人員体制、医療機関も含めた連携体制について伺います
(2)多くの自治体ではワンストップで切れ目のない子育て支援が確立していないため、利用者にとって負担がかかるほか、それぞれの機関が連携していないことで、早い段階で適切なサポートを受けられない事態が発生していると聞きますが、本市において運営上の課題はないのでしょうか、伺います
(3)フィンランド語で「アドバイスの場」を意味する「ネウボラ」を導入する自治体が増加しています。
基本的には、一家族を同じ保健師が継続的に担当しますが、必要に応じて助産師、心理士、ソーシャルワーカーといった専門家からのサポートを受けられ、まさにワンストップ型の子育て支援拠点となっています。大阪市版ネウボラは「全ての子育て家族にとって、安心して気軽に相談できる場」を目指し、「保健事業を切れ目なくつなげる」のではなく、可能な限り担当保健師が継続して支援できるような体制を取れるよう「担当保健師との信頼関係の強化」と「子育て家族支援の充実」を取組の主な柱としています。本市でも、この「ネウボラ」に取り組んで、誰もが安心して子育てができるよう身近な場所で見守って支援してくれる環境づくりが急務と考えますが、いかがでしょうか
3 子育て支援策と少子化対策について
(1)子育て支援策を充実させることが少子化対策に有効であることに異論はありませんが、この二つを混同すると視野がぼやけてしまう可能性が指摘されています。本市の子育て支援策は、まさに子育て世代にとって大変ありがたく、他市町村に誇れるたいへん素晴らしい施策内容だと思います。一方で、当局は十分に承知されていると思いますが、少子化対策へのアプローチは違った観点も必要ではないのでしょうか。
令和2年5月にまとめられた「少子化社会対策大綱」の重点政策1点目に「若い世代が将来に展望を持てる雇用環境等の整備」2点目に「結婚を希望する者への支援」が挙げられました。これまでの大綱でも結婚や雇用への支援への言及はありましたが、子育て支援が一番に挙げられており、この順序逆転は画期的な転換期と言われています。
出生率低下の要因の一つは未婚率の上昇と言われており、30年前と比べ結婚意思は大きく変化していないのに、なぜ結婚希望が実現できなくなったのか、男性の未婚率が高いのか、どうすればこの乖離がなくなるのか、真剣に考える必要があると考えますが、未婚化問題について少子化対策の観点からの所見を伺います
(2)けせんぬまWell-beingプラン2024の中で11のペルソナを設定していますが、気仙沼に住まいし結婚を望む人物像の設定がありませんが、この設定に対する本市の考え方、施策についてお伺いします
(3)議会報告会においても、結婚を希望する方々から相談を受けているとの市民の声がありました。東京都をはじめ多くの自治体が導入している AIマッチングシステムの導入、婚活アプリ事業者との提携について所見を伺います |
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